任意売却の失敗事例(大手不動産会社に任意売却を依頼したら、失敗しました)

任意売却の失敗事例(大手不動産会社に任意売却を依頼)

大手不動産会社に任意売却を依頼したら、失敗しました

先日、さいたま地裁で不動産競売の開札が実施されました。その中で、以前にお問い合わせ頂きましたお客様が、残念ながら競売処分となってしまいました。

 

お客様の所有するマンションは4LDKタイプで、このエリアでは大変に希少価値があり、とても人気のあるマンションでした。通常の不動産市場価格にて高値での売却が可能であると判断することができ、ポータルサイトなどに情報を公開すれば、たくさんの反響があると確信できました。競売は、100%阻止することができ、任意売却が可能であったはずなのです。

ところが、大手不動産会社は、任意売却であることを無視した販売手法を取ったのです。

間違った販売方法

購入希望客が所有するマンションが売却できたら購入するという、買い替えの停止条件付の売買契約を締結したのです。停止条件付の契約とは、3ヶ月以内に購入希望者が所有するマンションが売却できなければ、この契約を締結を白紙にするという、お客様には、大変不利条件にて売買契約をしてしまったのです。この契約以降、お客様の4LDKのお部屋の販売はストップし、ポータルサイトの掲載も取りやめとなりました。さらに、購入希望者が所有するマンションは、市場価格よりも高値で販売しているのです。さらに、後日、住宅金融支援機構に対し、任意売却の申し出の提出をしていないことが発覚しました。

結果、購入希望者が所有するマンションは売却できずに契約は白紙。無駄な3ヶ月を費やし、販売活動もできずに競売処分となってしまったのです。、

間違った判断
  • 任意売却の物件は、買い替え停止条件付の売買契約はしてはいけない
  • 仮に、買い替えの停止条件付契約をする場合、購入希望者が所有するマンションについて買取保証を付け、契約を白紙解除できないようにする
  • 物件の特殊性(4LDK・エリア内で人気のあるマンション)を考慮し、販売活動を継続する
  • お客様のリスク回避を最優先とする

この大手不動産会社は、はっきりいってお粗末で、結果が競売処分では相談者が可哀想です。任意売却という不動産売買について、まったく理解してなかったようです。大手不動産会社だからと、信頼してはいけません。

任意売却を成功に導くには、不動産取引の知識は勿論、債権債務・不動産競売・債権者交渉能力・任意売却の経験や実績など、総合的なコンサルティング能力が必要になります。

 

埼玉県で、住宅ローンの滞納や不動産競売でお悩みの方は、任意売却の専門の不動産会社であるハウスパートナー株式会社に、ご相談・お問い合わせ下さい。

お客様の信頼頂けるパートナーとして、解決策をご提案します。

ハウスパートナー株式会社 代表取締役 中島孝

ハウスパートナー株式会社