他社で任意売却中 ~ 残念ですが、売却できない理由がありました
今月の6日に熊谷地裁、7日に本庁地裁において不動産競売の公告があり、合計60物件が競売物件として情報が公開されました。その内、20件が任意売却として売却しているようですが、その中の4件の所有者の方から、当社に任意売却についての相談がありました。
4件のいずれの方も、転居する費用がない・今後の対応がわからない・不動産競売を回避したいなどの意向がありました。しかし、残念ながら既に裁判所から公告されてしまうと、販売活動等の時間がなく、もう打つ手がないのが現状です。
そこで、お問い合わせ頂いた4件の方が、なぜ、、任意売却の意思がありながら、任意売却ができなかったのか、検証しました。
A様(中古一戸建)
ネットで検索した一般社団法人から紹介された、地元の不動産会社と専任媒介契約を締結
失敗の要因
- 初めに問い合わせした一般社団法人は、顧客情報の転売が目的の会社であり、紹介された不動産会社は、賃貸がメインの不動産会社であった
- 担当者の知識不足の為、債権者に対し、任意売却の正式な売却申請手続きがされていなかった
- レインズ(不動産流通機構)に、販売図面が登録されず、他の不動産会社に対し、情報公開をしていなかった
B様(中古一戸建)
大手不動産会社と専属専任媒介契約を締結
失敗の要因
- 担当者の知識不足の為、債権者に対し、任意売却の正式な売却申請手続きがされていなかった
- 販売価格が市場価格を無視して高い価格が設定がされていた
C様(中古マンション)
ネットで検索した不動産会社(TV出演)と専任媒介契約を締結
失敗の要因
- 1週間前に、一方的に媒介契約を解除された
- 不動産会社とのコミュムケーション不足が原因
- 担当者と1回しか合ったことがない
- 競売の進捗状況の説明が全くなかった
- 物件が上尾市内、不動産会社の所在が神奈川県
D様(中古マンション)
物件を購入した不動産会社に依頼した(専任媒介契約を)
失敗の要因
- 不動産会社のメインが新築分譲であり、任意売却には精通していなかった
- ポータブルサイトやチラシ掲載など、販売活動をしている形跡がない
まとめ
現在の任意売却の現状は、あまりにも酷い実態がありました。依頼者の方は、今後の生活を有利にすすめる為に、すべてを託す覚悟で任意売却を依頼したにもかかわらず、その覚悟がない不誠実な不動産会社が多いようです。
最近では、インターネットを利用しての広告が目につきます。事実と異なる内容など、悪徳な不動産会社の隠れみのとなっているようで、被害報告も多数寄せられていいます。特に、一般社団法人・NPO法人・弁護士が解決などの団体や会社には、ご注意下さい。
『この不動産会社に、この担当者に、今後の人生を託すことができるのか?』
任意売却は、依頼した不動産会社、担当者の実力ですべてが決まってしまいます。一度依頼してしまうと、業者を変更する時間の猶予はありません。
ハウスパートナー株式会社では、2社以上の不動産会社に、ご相談することをお勧めします!
埼玉県で、住宅ローンの滞納や不動産競売でお悩みの方は、任意売却の専門の不動産であるハウスパートナー株式会社に、ご相談・お問い合わせ下さい。
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ハウスパートナー株式会社 代表取締役 中島孝